DNA of Designer

オリンピックでのデザイン
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僕はファッションデザイナーとしてキャリアをスタートさせました。最初に入社した会社は、レディースカジュアルの東京の小さなアパレル会社でしたが、正直僕には合っていなかった。

僕はファッションデザイナーだったにも関わらず、トレンドというものが嫌いだったのだ。パリのデザイン学校でも、トレンドを追うのではなくトレンドを作る教育を受けました。しかし、日本に帰って就職するや否やトレンドを追うことだけを求められました。

その後、デサントという会社でスポーツウエアのデザインをさせていただきました。

デサントでの仕事は前職とは比べ物にならないくらい充実したものでした。グローバル市場でのスキーウエアのデザインをしましたが、時間をかけて機能とディテイルを作りこんでいく作業は自分自身にすごく合っていました。

2年後の商品を作るためトレンドを追うこともありません。自分たちで最先端のものを作り出そうとしていました。スポーツウエアのデザインはファッションデザインというより、プロダクトデザインに近いと思います。

僕のデサントでの最後の仕事は2010年バンクーバーオリンピックのウエアでした。

その後、リサイクルの会社に入ったり、webを利用した起業をしたりしました。特にこの1年ほどはwebのコーディングを主軸に仕事をしてきました。しかし、スポーツアパレルの時が一番充実し情熱を傾けることができたように思います。

やはり自分はデザインという場所に身を置きなおそうと思います。最先端の未来のプロダクトをデザインする仕事での起業をチャレンジしたいと思います。具体的な事はまだはっきりとは決まっていません。しかし、自分のDNAの原点に戻ろうと思います。フルタイムのデザイナーでなくなって4年半というブランクがありますが、自分自身の大きなチャレンジを始めます。

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Entrepreneur, Designer 本部 剛

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