ファッションとしてのウェアラブル

wearable
Share on Tumblr

Google Glassを筆頭に、メガネタイプやウォッチタイプのウェアラブル・デバイスが続々と開発されています。

ウェアラブルはデザイン次第

ウェアラブル・デバイスはこれまでのPCやスマホ、タブレットよりも、はるかにデザインが重視されると思います。理由は単純で人の外見の印象に大きく左右されるからです。メガネや腕時計を選ぶシーンを考えてみてください。機能よりも見た目で選んでいませんか?

メガネ>ウォッチ>スマホ>タブレット>PC

の順番でデザインの重要度が高くなると思います。これは外出先でそのアイテムを他人に見られる頻度順と同じです。特にメガネタイプはデザインが極めて重要です。イノベーターと呼ばれる人たちは特にデザインへのこだわりも強いので、いくら機能が良くてもデザインが悪ければ、最初のイノベーター層に入り込んでいけないと思います。

たまにウェアラブルは見た目カッコよくないから、流行らないという意見がweb上でも出ていますが、僕はそうは思いません。実際メガネが過去には、カッコ悪いとされていましたが、いまは重要なファッションアイテムの一つです。ファッションとして受け入れられさえすれば、逆に機能が無くても装着されると思います。

極論を言ってしまえば、イノベーター層に売れるかどうかはデザイン次第だとおもいます。

でもファッションなので飽きられる

さて、ウェアラブルにファッション性があるということは、外見の流行があるということです。色や材質や形は、すぐに飽きられてしまいます。なのでウェアラブル・デバイスのデザインを毎年変更して行く必要が出てきます。もしくは、多様なデザインを提供する方法もあります。

デザインは、たくさん売れるための鍵なのですが、ウェアラブルの大きなコスト要因に成りえます。デザインはあまり利益の源泉にはならないでしょう。

逆に、デザイン部分をオープンソース化してしまうという手もあります。考え方はスマホのアプリに近い。主要なシステムとユーザー情報だけを握って、ハードウエア部分を外部化してしまうのが賢いやり方かもしれません。

このあたりは、ファッション業界のデザインの有り方を観察すると良いと思います。特にスポーツウエア業界(特にギア系)は、ウエアラブル・デバイスと機能:デザインの重要性の比率が近いので大いに参考になると思います。Go PROのやり方など、非常に勉強なりますね。下記の写真はデコレーションしたGo PROです。この感覚がすごく大事になるんじゃないかと思います。

EVOP-CFB

参考:http://www.atelier.net/en/trends/articles/wearable-computing-booming-market-uncertain-future_419077

Share on Tumblr

Entrepreneur, Designer 本部 剛

Comments are closed.